🌸 光陰流水の如し 20年の星霜を経る 🌸

 

  こんにちは。深山(みやま)みみこと申します。                        今年は、私の住む山間(やまあい)の里に、例年より5日程早く「春告鳥」といわれる鶯のさえずりが響き渡り、雨の日以外は毎日聞くことができます。 巷では新たな環境に、夢と希望と少しの不安を胸に新年度スタートさせた方も多いかと思います。皆さまの新年度へのスタートはいかがでしょうか。

私が夢と希望と期待を胸に、同じ志を持つ梅津氏、O氏、介助者2名の5名で自立生活センターほっとらいふ設立準備会としてスタートしたのが、今から20年前の2005年7月1日、私・梅津氏・O氏54歳の時でした。設立当初は多くの自立生活センターから、「人口8500人足らずの(現在5940人)小さな町で障がい当事者が生きていけるのか?」「自立生活センター活動ができるのか?」と驚かれました。そんな中、全面的に支援してくれたのが小平市花小金井にある広域協会(推進協会)でした。                                            設立当初は、梅津氏居宅兼事務所で梅津氏のPCと私のノートPCでの作業で不慣れな公文書類作成時は、私の帰宅が翌朝1時ということも何度かありました。                     2006年4月から自立生活センター4つのコア事業(ILP・ピアカン・介助派遣・権利擁護活動)を開始したことで全国自立生活センター協議会(JIL)に加盟可能となり、大手都市銀行から中古PC2台と中古印刷機1台の助成の他、キリン福祉財団、メイスン財団からJILをとおして多額の助成を頂き、別室を借り事務所や体験室整備、公開福祉セミナー等の活動ができるようになり、自立生活センターの使命でもある、障害があっても地域で当たり前に生活ができ、自分らしい人生が送れるようにと自立支援活動を展開。現在まで障がい当事者6名の24時間365日自立支援を行ってきました。ただ時を経て2名の方が故人となられ、1名の方が帰郷されております。                               

20年の星霜は流水の如く、文字では語りつくせない程の紆余曲折を経て、自薦ヘルパーの皆さんや行政、福祉・医療関係機関、権利擁護関連活動、地域住民等の協力もあり、現在の自立生活センターほっとらいふがあります。これからも障害の有無にかかわらず、共に安心して生きていける地域を創るため、多様な考え方が共存できるようでありたいものです。それには地域で出会った仲間達と共に、インクルーシブ社会の実現に向け、自立生活運動を展開していくことが「障がい者自立生活センターほっとらいふ」の役目なのかな、と思いを馳せるロートルである私の今日この頃です。

投稿:2025.4.14

 

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